最近ドハマり中のバンド「Orbit Culture」の4thアルバム「Descent」をレビューしていく。
その前にOrbit Cultureについて軽くご紹介。
Orbit Cultureはスウェーデン産のメロディックデスメタルバンド。
分類的にはデス/メロデスバンドになるようだが、グルーヴ・メタルやメロディック・メタルコア、スラッシュメタルからも影響を受けていて、そのサウンドはOrbit Culture節とも言っていいだろう。
これまでに4枚のアルバムを出しているが、すべて超絶ヘヴィで走り抜けるようなリフ満載。
現在はメロデス界で人気を集める人気バンドに成長している。
レビュー
- Descending
- Black Mountain
- Sorrower
- From The Inside
- Vultures of North
- Alienated
- The Aisle Of Fire
- Undercity
- Descent
- Through Time
#1:Descending
1曲目はインスト曲から始まる
‘#2:Black Mountain
前作のNijaからヘヴィなリフは健在。
2曲目のBlack Mountainはミドルテンポでヘヴィな一曲。
前作よりもインダストリアル性が増して、ダークな効果音が世界観を底上げしている。
#3:Sorrower
ヘヴィでグルーヴ感のあるリフが猛烈にカッコいい。
メロデスとスラッシュメタルをうまい具合に融合させたサウンドが秀逸。
サビはバックにシンセがあり、一気に雰囲気チェンジ。
中盤から後半にかけては、テンションを上げるようにツーバス連打。
さらにシンセが重なりシンフォニックな楽曲になっている。
#4:From The Inside
4曲目は本アルバムの目玉でもある「From The Inside」。
6:08と長めの楽曲になっているが、1曲の中で多くの展開を見せてくれる。
サビはとにかくキャッチ―でこれまでの雰囲気重視の楽曲よりも、よりライブ映えしそうなイメージ。
ギターソロもクリーンでメロディアス。
聴いた後はメロディーが頭から離れないほどのメロディアスさ。
#5:Vultures of North
ザクザクと刻むヘヴィでグルーヴィなリフが最高な5曲目。
ツーバス連打とVoの二クラスの野獣のような咆哮が鳴り響きダークで攻撃的な雰囲気。
元ベーシストの私からするとブリブリ鳴っているベースが最高に好き。
これまでのOrbit Cultureの楽曲の中でもヘヴィな曲になっていること間違いなし。
#6:Alienated
速いドラミングと疾走感のあるリフから始まる攻撃的な一曲。
0:41~のザクザク刻むリフと早すぎるほどのツーバスにヘドバン。
曲を通して常にグルーヴィでスラッシーなのでライブでかなり盛り上がりそう。
#7:The Aisle Of Fire
これまでの曲とは違いメロディアスなクリーンギターで始まる一曲。
ドコドコとなるツーバスは健在で、メロディはIN FLAMESやTHE HALO EFFECTを感じる。
イエテボリ・サウンドが好きな方は間違いなくハマる一曲。
#8:Undercity
怪しいギターメロディから始まる一曲。
ミドル/スローテンポのスラッシーでダークなリフがこの曲の魅力だと思う。
二クラスのタレント性を感じるボーカルが個人的にぶっ刺さり。
中盤のデスコアのようなサウンドから、メロディアスに変わる場面はとにかくすごい。
#9:Descent
アルバム名になっている「Descent」。
歪みサウンドと効果音が融合したカオスな一曲(良い意味で)。
前半のメロディアスさはあまりないが、2:12~のメロディアスでグルーヴィなサウンドが最高にクール。
後半になると綺麗なピアノやシンセで、ドラマティックな展開に。
#10:Through Time
最後の曲はクリーンギターとシンフォニックサウンドでスタート。
これまでの楽曲とは違い、二クラスのクリーンボーカルの才能が分かる。
少しINSOMNIUMさを感じる曲調で、Orbit Cultureの曲の中でもチルな曲になっている。
アルバム最後の曲にふさわしい。
まとめ
とにかくヘヴィでグルーヴィなリフ/サウンドが最高なOrbit Culture。
4thアルバムでは前作よりもインダストリアル性が増して、よりドラマティックな楽曲が増えた気がする。
純粋なヘヴィさを求めるなら3rdアルバムのNijaをおススメしたいが、今回レビューした4thアルバムの「Descent」は展開が複雑な曲が増えている。
しかし、ヘヴィなサウンドはヘドバン必至。
期待を裏切らないOrbit Culture節は最高!